
決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント ウォートン経営戦略シリーズ
マイケル・A・ロベルト and スカイライトコンサルティング
英治出版 / 2006-07-24
累計読者数20
平均ハイライト数 27.6件/人
推定読了時間 約5時間44分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
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この本について
仕事で大きめの判断を任されたとき、「正しい答えさえ選べればいいはずなのに、なぜこんなにしんどいんだろう」と感じることがあります。実際は、答えそのものより“どう決めるか”の方がずっと難しいのに、そこを考える余裕が持てないまま場が進んでしまうこと、僕もよくあります。 この本が効くのは、まさにそのプロセスの部分です。たとえば、メンバーが率直に話せる雰囲気を意図的に作ることや、議論の途中で小さな合意点を積み上げていくこと、反対意見を待つのではなく自分から取りに行くこと。どれも派手ではないけれど、会議の空気や結果が着実に変わる“具体的な工夫”として描かれています。読みながら、自分がいかに「解決策探し」に夢中になりすぎて、議論の土台づくりを放置していたかを思い知らされました。 決断の重さに押される人よりも、「決め方そのものを整える」という視点を持ちたい人に向いています。組織の政治性や人の偏りを前提としながら、それでも前に進むための現実的なヒントが多いので、迷いながら進めたいタイプの方には特にしっくりくると思います。
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出版社による紹介
成功の鍵は「結論」よりも「正しいプロセス」 なぜ、判断を誤るのか。なぜ、決めたことが実行できないのか。真に重要なのは「結論」ではなく「プロセス」だ。ケネディの失敗、エベレスト遭難事件、コロンビア号の爆発事故など多種多様な事例をもとに「成功する意思決定」の条件を探求。人間性の本質に迫る、画期的な組織行動論・リーダーシップ論。 重要な決断が下された後で、どうにも腑に落ちない思いを抱いたことがないだろうか。「どうして、あの時、あんなバカな決断をしたのだろう?」と。 なぜ、判断を誤ったのか。なぜ、決めたことが実行されないのか。 ビジネスの様々な局面で人が直面する、迷いや不安、組織の壁、錯綜する情報、議論の迷走……。世界の不確実性を前に、それでも必死に「答え」を見出そうとする努力は、しかし、必ずしも報われるとは限らない。 真に重要なのは、意思決定の「結論」ではなく「プロセス」なのである。 ケネディの誤算、エベレスト登山隊の悲劇、ジャック・ウェルチの改革、コロンビア号の惨事、ノルマンディー上陸作戦……。ビジネスだけでなく、多種多様な分野の事例研究によって著者が到達したのは、人間性の本質に迫る、透徹した洞察である。本書で示される「成功する意思決定プロセス」の条件と、「意思決定の4C」をはじめとする実践的なガイドラインは、リーダーやマネジャーは勿論、組織に関わるすべての人に多大な示唆をもたらすに違いない。 いわゆる意思決定論やリーダーシップ論を超えた、画期的な人間行動論である。
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