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名字でわかる あなたのルーツ~佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺のヒミツ~

名字でわかる あなたのルーツ~佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺のヒミツ~

森岡浩

小学館 / 2017-07-11

累計読者数3
平均ハイライト数 18.3件/人
推定読了時間 約3時間26分
star総合評価 53/100
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この本について

自分の名字について、なんとなく「由来が気になるけど深掘りまではしないまま」みたいなモヤモヤってありませんか。仕事や日常で自己紹介は何度もするのに、そのルーツとなると急に曖昧になる感じです。僕もずっとそうで、調べるにもどこから手をつければいいのか分からず放置していました。 この本は、その曖昧さを静かにほどいてくれます。たとえば「さいとう」の字がこんなにも多い理由が、書き間違いの積み重ねや戸籍の歴史によるものだったり、源氏や藤原氏のような大きな流れの中で名字がどう派生していったのかが、過度にドラマチックにせず淡々と示されます。自分の名字がどの分類に属するのか“上から”と“下から”両方の視点でたどれるのも、調べ方の迷いが減ってありがたいところでした。読み進めると、家系の話というより「自分が立っている土地の長い時間」を一度受け取るような感覚が生まれます。 特に、身近な名字ほど実は複雑な背景をもっているという視点は、普段気にしていなかった自己理解にちょっとした深みをつくってくれます。こういう静かな発見が好きな人にはきっと刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

名字には日本人と一族の歴史が隠されている。 日本には10万とも20万ともいわれる名字がある。それだけ世界に類を見ない数の家系が受け継がれてきたことを意味する。古代豪族の末裔、地形・地名由来、職業由来など、名字ひとつで先祖が生きてきた土地や生業が推測できる。 バラエティ豊富なことで、名字に関する誤解も多い。例えば、「江戸時代以前は武士以外に名字はなかった」というもの。学校でそう習ったという人も多いが、事実は「武士以外は名字を“名乗ること”が許されなかった」だけ。遅くとも室町時代には庶民が名字を持っていたことを示す文献も残っている。 もう1つの誤解は、図書館の分厚い名字事典に関係する。それらには何万もの名字が収録されているが、大半は家系図などが残されている武家、公家、名家のもので、国民の9割を占めた農民、町民のルーツはほとんど示されていない。「藤」が付く名字のすべてが藤原氏の末裔ではないのである。 庶民の名字を研究してきた第一人者であり、NHK番組「日本人のおなまえっ!」のコメンテーターとして知られる著者は、本書で約2500の名字のルーツを解説した。これを読めば、ほとんどの日本人が自分のルーツの一端を知ることになるだろう。
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