
異邦人
原田 マハ
PHP研究所 / 2018-03-08
累計読者数5
平均ハイライト数 1.4件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 50%
この本について
仕事でも人間関係でも、自分の立ち位置がよく分からなくなる瞬間ってありますよね。誰かの役に立ちたいと思う一方で、何者にも縛られたくない気持ちもある。そんな揺れの中で、ふと「わたしはどこに属しているんだろう」とぼんやり考えてしまうことがあります。 『異邦人』を読むと、その迷いが少しだけ整理されます。読者が保存していた場面には、「作品は誰のものでもなく、ただ巡っていく存在だ」という視点や、「いままでも、これからも、誰のもんにもならへん」という京都の言葉がありました。これは、作品だけじゃなく、人も同じじゃないかと思わせてくれるんですよね。誰かの期待に応えるために形を変える必要はなくて、関係はあくまで“縁あって暫く交わるもの”くらいの距離でいいんだと、少し呼吸が軽くなります。 もう一つ刺さるのは、異文化のまなざしにさらされたときの揺れです。舞妓の踊りを見せる場面の、優越感と違和感が混ざったような空気。自信とも不安とも言い切れない感情を、言葉にしてくれた気がしました。自分の文化や職業や立場に対する“よそゆきの誇り”と“ほんとうの自分”の差分が、じわっと浮かび上がります。 他人にどう見られるか気になりつつも、本当は自分の軸を探したい人に刺さる一冊です。読後、誰かの所有物じゃない自分を、少しだけ好きになれると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。たかむら画廊の青年専務・篁(たかむら)一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々(うつうつ)とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが……。彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。解説:大森望 【PHP研究所】
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









