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秋山善吉工務店 (光文社文庫)

秋山善吉工務店 (光文社文庫)

中山 七里

光文社 / 2017-03

累計読者数3
平均ハイライト数 5.7件/人
推定読了時間 約6時間19分
star総合評価 46/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 56%

この本について

なんとなく毎日がうまく回らなくて、「自分がダメだからなのか」「世の中のせいにしてるだけなのか」とぐるぐる考えてしまう時ってありますよね。頑張りたい気持ちはあるのに、現実に向き合うのはしんどい。僕もそういう時期が長かったので、他人事にできません。 『秋山善吉工務店』は、いわゆる前向きな物語ではありません。むしろ耳が痛い場面が多い。でも、その痛さが不思議と前に進むきっかけになる本でした。読者が保存している言葉からも伝わると思いますが、この作品が突いてくるのは「見ないふりをしてきた自分の弱さ」なんですよね。イジメの背景にある空気の問題だったり、無料で楽しむことの裏側だったり、商売の苦情をどう受け止めるかだったり。一見バラバラなのに、どれも“逃げずに向き合うと世界が変わる”という一点につながっていきます。 特に響いたのは、自分が勝手に可能性を決めつけて、勝手に諦めているだけじゃないかと気づかされるところ。あと、誰かを助けるかどうかの選択が、回り回って自分の生き方を決めてしまうという視点も、この本ならではです。仕事で疲れて帰った夜に、ふと自分の態度を見直したくなるような気づきが積み重なっていきます。 忙しいのにずっと心が晴れない人、自分の立ち位置に自信が持てない人に刺さると思います。読んでいるうちに、何かが劇的に変わるわけではないけれど、「ここからやり直せるかもしれない」と自然に思えてくる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ゲーム会社を辞め、引き籠っていた史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。残された妻の景子、中学生の雅彦、小学生の太一の三人は、史親の実家「秋山善吉工務店」に世話になることに。慣れない祖父母との新生活は、それぞれの身に降りかかるトラブルで災難続きの日々。一方、警視庁捜査一課の宮藤は、秋山家の火災は放火だったのではないか、と調べ始める―。大工の善吉爺ちゃん、大立ち回り!!昭和の香り漂うホームドラマミステリー。
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