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星がひとつほしいとの祈り

星がひとつほしいとの祈り

原田 マハ

実業之日本社 / 2013-10-15

累計読者数8
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 50/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事でも家庭でも、人間関係でも、まっすぐ進むだけではどうにもならない時期がありますよね。がんばっているはずなのに満たされないとか、誰かを思いながらも距離が縮まらないとか、立ち止まった瞬間に急に自分がちっぽけに思えてしまうとか。そういうモヤモヤを抱えているときに、原田マハさんの『星がひとつほしいとの祈り』は、少し呼吸を戻してくれる本です。 この本に登場する人たちは、決して完璧ではありません。迷ったまま旅に出たり、心の整理がつかないまま誰かに甘えたり、どうにもならない喪失を抱えたまま日々を続けたりする。でも、そんな揺れの中でふっと訪れる「寄り道」が、人生の景色を変えていく。母が言った“人生の寄り道”のように、立ち止まることでようやく見える風景があるんだよな、と読んでいて何度も思いました。青い風をうちわで送る場面や、川の流れを眺めながら人間って可愛いなと気づく瞬間は、どれも大きな事件ではないのに、心の奥をそっと掴んできます。 恋でも家族でも、自分の人生でも、「星」にしたいものは人それぞれだけれど、誰かを思う気持ちや、言葉にならない願いを抱えて生きることの尊さを、押しつけがましくなく描いてくれます。迷っているままの自分を否定しなくていいと思えるし、誰かにそっと胸を叩かれて「ここにおるがね」と言われたような気持ちになります。 日々の生活のなかで、自分の気持ちの置き場がわからなくなっている人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。
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