
地政学 ―地理と戦略―
コリン・S・グレイ, ジェフリー・スローン, and 奥山 真司
五月書房新社 / 20211210
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推定読了時間 約7時間29分
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この本について
国際情勢のニュースを見ていても、「結局どこまで地理が影響しているのか」がよく分からず、モヤっとしたまま終わることが多いと思います。国同士の動きが感情なのか戦略なのか、どの視点で見れば整理できるのか…自分もずっと迷っていました。 この本は、そのあたりの霧を少しずつ晴らしてくれる一冊でした。地理が国家の行動を“決めつける”わけではないけれど、政策判断にじわじわ影響を与える「条件」になる、という考え方がまず腑に落ちます。また、古典地政学と批判地政学という二つの流れがどう違うのか、そして地理と戦略の関係がなぜ常に動いているのかを、テクノロジーや交通手段の変化と結びつけて説明してくれるのもありがたいところでした。自分がニュースを見るときの焦点がだいぶ変わりました。 さらに印象的だったのは、国家が取る戦略が「陸か海か」といった単純な分類ではなく、その時代の地図作成技術や輸送ルートの変化にも左右されている、という視点です。国境そのものが“歴史的に作られたもの”だという事実を知ると、国際政治の動きを無理なく立体的に見られるようになります。 世界の動きを「なんとなく」で追ってしまいがちな人や、ニュースの裏にある構造を理解したいと感じている人には、かなりしっくりくると思います。
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出版社による紹介
日 本 を 担う国 家 のリーダー たち へ
「日本の国家安全保障は大丈夫なのか?」
本書には、きっとなんらかのヒントがある。
地政学の原点。幻の名著。ついに完全版が復刊!
奥山真司 完訳
「古典地政学」から「批判地政学」へ
本書は「戦略学系の地政学研究の論文集」という日本ではまったく紹介されたことのない、かなり珍しいジャンルの本である。(奥山真司談)
目次
第1章 なぜ地政学なのか
第2章 ハルフォード・マッキンダー卿 -ハートランド理論の流れ-
第3章 地政学者アルフレッド・セイヤー・マハン
第4章 エアパワー、スペースパワー、地理
第5章 宇宙時代の地政戦略-アストロポリティクスによる分析-
第6章 批判地政学の理解のために-地政学とリスク社会-
第7章 地政学 戦いの場としての国境
第8章 インフォメーションーパワー-戦略、地政学と第五次元-
第9章 逃れられない地理
第10章 帆船時代における天候、地理、そして海軍力
第11章 地理と戦争の関係について
第12章 ドイツ地政学-ハウスホーファー、ヒトラー、そしてレーベンスラウム
第13章 ロシアの地政学における事実と幻想
訳者解説◆奥山真司 地政学の「三位一体」
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