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総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫)

総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫)

原田 マハ

実業之日本社 / 2020-11-10

累計読者数8
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約5時間14分
star総合評価 47/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 53%

この本について

誰かと一緒に生きていくとき、相手の活躍が大きければ大きいほど、自分はどう支えればいいのか、ときどき不安になりますよね。相手を誇らしく思う気持ちと、置いていかれるような心細さが同時に押し寄せてくる感じ。私もよく揺れます。 『総理の夫』は、まさにその揺れの中にいる人にしみる物語でした。読者が保存していた場面を見ると、ただの恋愛でも夫婦ドラマでもなく、「隣に立つとはどういうことか」を丁寧に描いている部分に心が動いたのだと思います。総理大臣という非日常の世界なのに、支える側の迷いは驚くほど日常的で、そこが効いてくる。 特に響くのは、相手を支えたい気持ちと、自分だって本当は必要とされたい気持ちの両方が、ちゃんと同じ重さで描かれているところです。何があっても一緒に歩くと決めた瞬間の静かな強さや、サラダをつくるしかできない自分への小さな情けなさ、そしてたまに見せてもらえる相手の弱さ。その積み重ねで、関係がどう立ち上がっていくのかがわかってくる。 「頑張っている誰かの隣に立つ自分」にモヤモヤする人には、たぶんかなり刺さると思います。大げさな成功論ではなく、生活の中で相手とどう呼吸を合わせていくかを見せてくれる物語です。読んだあと、誰かとの距離の取り方が少しだけ優しくなる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

20××年、相馬凛子(そうま・りんこ)は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。 鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。 妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、 陰謀を企てる者が現れ……。凛子の理想は実現するのか!? 痛快&感動の政界エンターテインメント! 「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか?それをフィクションで覆してみたかった。 凜子は私の理想そのもので、彼女を支える夫・日和は何があっても妻を信じ、陰ながら守り抜く。 本作は政界を舞台にした、信じ合い支え合う夫婦愛の物語である。 日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたので とても嬉しい。このカップルが日本を変える、封切りの日が待ち遠しい。」 ――原田マハ(映画化決定にあたって) ※本書は、2016年刊行の『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)と同じ内容です。 新版刊行にあたり装幀を新たにし、国谷裕子氏による解説を収録しました。
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