
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく (スターツ出版文庫)
汐見夏衛、ナナカワ
スターツ出版 / 2020-04-28
累計読者数3
平均ハイライト数 9.7件/人
推定読了時間 約5時間19分
star総合評価 37/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
人に気を使いすぎたり、黙っていればいつか誰かが察してくれるはずだと思い込んだり。わかってるのにやめられない、というモヤモヤを抱えているとき、この本の言葉がやけに胸に残ります。とくに「自分の心を守れるのは自分だけ」というまっすぐなセリフに、見ないふりをしてきた感情をそっと突かれた人は多いはずです。 読んでいて感じたのは、この物語が派手な希望を与えてくれるわけではなく、「自分の声を無視し続けなくていい」と、日常の立ち位置を少しだけ変えてくれることでした。誰かに頼りきるのでも、すべて強がるのでもなく、自分の世界を自分の目で見直す感覚。綺麗なものが遠くにあるわけじゃなくて、自分が目をそらしていただけだったと気づかされるシーンは、とても静かで、それなのに強く効きます。 そしてもうひとつ大きいのは、「伝えなきゃ伝わらない」という当たり前を、物語の中の人たちが必死に思い出させてくれるところ。気持ちを押し殺してやり過ごす癖がついていると、このまっすぐさが少し眩しくて、それでもどこか救いになります。 自分の本音を置き去りにしてきた自覚がある人に、とくに刺さる物語だと思います。
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出版社による紹介
高2の茜は、誰からも信頼される優等生。しかし、隣の席の青磁にだけは「嫌いだ」と言われてしまう。茜とは正反対に、自分の気持ちをはっきり言う青磁のことが苦手だったが、茜を救ってくれたのは、そんな彼だった。「言いたいことあるなら言っていいんだ。俺が聞いててやる」実は茜には、優等生を演じる理由があった。そして彼もまた、ある秘密を抱えていて…。青磁の秘密と、タイトルの意味を知るとき、温かな涙があふれる―。文庫オリジナルストーリーも収録!
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