
マンガーの投資術
デビッド・クラーク, 石川 由美子, and 林 康史
日経BP / 2017-09-07
この本について
投資って、やればやるほど「結局いつ動けばいいのか」とか「現金を持っているのは怠けてるだけなんじゃ…」みたいな不安が消えないですよね。目の前の株価に揺さぶられて、長期で考える余裕なんて正直あまりない。自分もずっとその繰り返しでした。 『マンガーの投資術』を読んで印象的だったのは、先を読めない自分のままでいいから、判断の軸を変えてみるという姿勢です。マンガーは相場を当てようとしないし、むしろ「予測なんて無理」と言い切ります。その代わり、良い会社を見つけて、適正な価格に落ちてくるまで待つ。その“待つために現金を残す”という考え方が、短期のノイズに疲れた頭にすごく効きました。株価が上昇しているときに勝算が下がる、下落しているときに勝算が上がるという、ごく当たり前の話をちゃんと行動レベルに落としているところも、妙に腹に落ちます。 もう一つ刺さったのは、会社の質を見る時の視点です。ずっと問題処理に追われる企業と、たまにドカンと失敗するだけで基本は安定して成長する企業。その違いは、投資だけじゃなく、自分の働き方にも通じるところがありました。利益を食いつぶすビジネスと、フリーキャッシュを生み続けるビジネスの差をどう見るかは、日々の判断にも影響します。 短期の騒音に振り回されるのに疲れた人、長期投資の考え方を「精神論」ではなく具体的に掴みたい人に特に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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