
史上最強の投資家 バフェットの教訓 逆風の時でもお金を増やす125の知恵
メアリー・バフェット、デビッド・クラーク、峯村利哉
この本について
投資のことを考えると、どうしても「今、動いたほうがいいのか」「待つべきなのか」で迷ってしまいますよね。自分もずっとこの揺れがあって、焦って情報を集めれば集めるほど判断がぶれていく感じがありました。そんなときにこの本を読んで、投資以前に“ものの見方”の土台がそもそも足りていなかったことに気づかされました。 特に刺さったのは、焦りとは逆の「待つ力」をどう鍛えるかという話です。正しいビジネスを選べていれば、その後に必要なのは行動ではなく忍耐だ、というあの一節がやたら身にしみました。自分の判断を確かめたくて株価を毎日チェックしてしまうクセがあるなら、まず“確かめたくなる原因”を減らすしかない。つまり、雑に選ばないための調査に時間をかけること。その“調査の質”こそが、あとで自分を落ち着かせてくれるんだと思います。 もうひとつは、「優良ビジネスを見抜くとは、ブランドの強さを見抜くこと」という視点です。コーラやガムの例が出てきますが、ああいう「人の頭に最初に浮かぶ会社」の強さをどう扱うか。派手な成長性より、変化しない構造に価値があるという感覚は、自分の投資軸をずらしてくれました。そして、この“ずれ”があるだけで、短期の値動きに引っ張られにくくなります。 最後に、ちょっと耳が痛かったのが「大金を入れるから真剣になる」という話。怖いけれど、たしかに少額のときほど判断が雑になるんですよね。逆に言えば、“痛みを感じる額”を使って初めて自分の判断癖が見えてくるのかもしれません。 投資で動きがちな気持ちを、一度落ち着かせたい人に刺さる本だと思います。
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