
誰がかまうもんか?!
ラメッシ・バルセカール、高木悠鼓、ブレイン・バルドー
ナチュラルスピリット / 2010-02-01
この本について
最近、「頑張っているのに、どうしてこんなに疲れるんだろう」とか、「結局どこまでが自分の責任なんだろう」とか、そういうモヤモヤがずっと残ったまま働いている人、多い気がします。僕もその一人で、うまくいかない日はすぐに“行為者としての自分”を責めがちでした。 『誰がかまうもんか?!』は、その前提そのものをそっと揺らしてくる本です。たとえば、「出来事は起こり、行為はなされるが、そこに個々の行為者はいない」という視点に触れると、肩に入っていた力がふっと抜けます。自分がやっているつもりのことも、状況やプログラムが動いているだけ、という見方がしっくり来ると、「もっと正しくやらなきゃ」という負荷がすこし小さくなるんですよね。また、失敗したときに湧いてくる敗北感についても、これは脳の機械的反応にすぎない、と扱えるようになると、長く引きずらなくなりました。 もう一つ大きかったのは、「注意を手元の仕事に向けるだけでいい」という感覚です。判断を重ねて疲れるのではなく、ただ起こっていることに巻きこまれず関わる姿勢は、実際に仕事のストレスを軽くしてくれました。何かを“変えねば”と力む本ではなく、ただ視点が変わることで呼吸がしやすくなる本です。 自分を責めるクセが強い人や、「もっと力を抜きたいのに抜けない」と感じている人には、とくに静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの65%が集中しています。
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