
マンガでやさしくわかるアドラー式子育て
原田綾子、森越ハム、潮楼奈和
日本能率協会マネジメントセンター / 2017-11-02
この本について
子どもにガミガミ言いすぎた日の夜、「これでよかったんだっけ…」と急に不安になることがあります。言い方を変えたい気持ちはあるのに、実際の場面になるとつい反射的に怒ってしまう。頭ではわかっているのに行動が追いつかない、そんなモヤモヤにずっと悩んでいる方には、この本がかなり実用的でした。 印象的だったのは、困った行動の“理由”ではなく“目的”を見るという視点です。たとえば、子どもの反抗がただの性格ではなく、「注目してほしい」というサインかもしれないと気づくと、こちらの対応が少し柔らかくなる。さらに、できていることや当たり前のことに目を向けるだけで、子どもの態度が変わっていく場面が漫画で描かれていて、かつ再現しやすい形で落とし込まれているのもよかったです。夫婦間の「ありがとう」や「助かる」などのやり取りも、実は子どもが学ぶ材料になるという話は、自分の生活にもそのまま置き換えられました。 子育ての答えを押しつける本ではなく、「親の提案はできるけれど、最終的に決めるのは子ども」という距離感が一貫していて、気持ちが少し軽くなります。怒らない育児を目指すというより、「関係が不便になってきたら別の方法を試す」という現実的な考え方に近いので、プレッシャーも少ないです。 子どもの“困った行動”の背景をもう少し丁寧に見てみたい人、そして自分のクセにも向き合いたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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