
STARTUP STUDIO
アッティラ・シゲティ、露久保由美子、\QUANTUM Inc.
日経BP / 2017-10-20
この本について
スタートアップに関わっていると、「結局どこから手をつければいいんだろう」とか「個人の根性に頼るやり方はもう限界かも」といったモヤモヤがつきまといます。私も同じで、勢いだけで立ち上げる方法に違和感を持ちながら、代わりになる実践的なモデルをなかなか見つけられませんでした。 この本が面白いのは、スタートアップスタジオという仕組みを“理想論”ではなく、現場の運営レベルで描いているところです。たとえば、開発やデザイン、法務まで揃えたコアチームで事業を形にしていくプロセスや、3カ月〜半年のサイクルでアイデアを評価していく判断基準など、実際にどう回していくのかが具体的に見えてきます。また、投資家側から見ればディールフローの安定源として、起業家側から見ればすぐに資金と仲間にアクセスできる“もう一つの立ち上げ方”として描かれていて、読むほどに視点が切り替わっていく感じがありました。 自分でスタジオをつくろうとしている人はもちろん、「いまのやり方に再現性がない気がしている」「事業づくりを仕組みで回したい」と感じている人には、良いヒントになるはずです。抽象的な勇気づけではなく、実務の積み重ねで事業がどう形になるのかを知りたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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