
ギリシア人の物語I 民主政のはじまり
塩野七生
新潮社 / 2015-12-18
累計読者数5
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約6時間54分
star総合評価 38/100
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この本について
最近、政治や組織の話になると「結局、誰を信じればいいのか分からない」「議論って、折り合いをつけるより声の大きい人が勝つだけなんじゃ…」みたいなモヤモヤを抱くことが増えました。自分も同じで、期待が外れたときの失望の大きさに振り回されたり、判断基準がぐらついたりします。 『ギリシア人の物語I』を読んで感じたのは、昔も人間の迷い方はそこまで変わらないということでした。民衆の期待が大きいほど憎しみも大きくなる話や、民主政は崇高な理念より「必要だから」生まれたという冷静さは、いまの政治だけでなく職場の意思決定にもそのまま重なります。また、現実は見たいように見てしまうというカエサルの言葉は、自分の判断の曖昧さに向き合うきっかけになりました。 もう一つ背筋が伸びたのは、時代を動かす改革者は必ずしもアウトサイダーではなく、既存の階級から出てくるという視点です。変化は「外から殴り込む人」が起こすと思いがちですが、内側にいる人間が状況を誰より深く理解しているからこそ動かせる、という示し方が妙に現実的でした。 歴史を通して、自分の思い込みや期待の扱い方を見直したい人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
古代ギリシアの民主政はいかにして生れたのか。そしていかに有効活用され、機能したのか。その背後には少ない兵力で強大なペルシア帝国と戦わねばならない、苛酷きわまる戦争があった――。累計2000万部突破のベストセラー『ローマ人の物語』の塩野七生が、それ以前の世界を描く驚異の三部作第一弾!
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