
これからのエリック・ホッファーのために 在野研究者の生と心得
荒木優太
累計読者数11
平均ハイライト数 2.7件/人
star総合評価 36/100
boltライト読書型
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この本について
仕事で疲れて帰ってきても、頭のどこかで「本当にやりたいことは別にあるんだけどな…」というモヤモヤが残る日ってありますよね。副業でも学位でもない、もっと静かでしぶとい「知りたい」「掘りたい」という気持ち。でも生活もあるし、時間もないし、そんな両立なんて現実的じゃない、と自分で勝手に限界を引いてしまう。僕もずっとその往復でした。 この本が効くのは、そういう“あれかこれか”の二択で悩みがちなところに、別の視点をくれるところです。食うための労働と、やりたい研究をきっぱり分けるホッファーの考え方は、変にやりがいを求めて疲れ切る悪循環を断ち切ってくれましたし、在野には在野の武器があって、試行錯誤そのものが力になるという視点は、肩に入っていた力をふっと抜いてくれました。教授になっても独学者の精神は終わらない、という話も、地位や学歴への焦りを静かにフェードアウトさせてくれます。 「肩書きより、やりたいことの持ち方に悩んでいる人」にはとても刺さる本だと思います。大学がどうなるかとか、研究者としての正しさとか、そういう大きな話に巻き込まれすぎず、それでも学びを続けたい人の背中を、少しだけ押してくれる一冊でした。
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