
Bullshit Jobs: A Theory (English Edition)
David Graeber
Simon and Schuster / 2018-05-15
この本について
仕事の終わりに「今日、自分は何か意味のあることをしたんだろうか…」とふと立ち止まる瞬間ってありますよね。周りは忙しそうにしているのに、自分の仕事だけ妙に“虚無感”がつきまとう。そんなモヤモヤが積み重なると、真面目にやっているほど傷つくし、誰にも言えずに抱え込んでしまうものです。 『Bullshit Jobs』が面白いのは、そうした感情を「個人の弱さ」ではなく、構造の問題として淡々と描き出しているところです。抜粋にもあるように、resentment や exploited といった言葉に惹かれている人は、仕事の意味の薄さに気づきつつも、どこかで自分を責めてしまっているのかもしれません。この本は、あの虚しさを“個人の思い込みではなく、実際に多くの人が経験している現象”として位置づけてくれるので、まず気持ちが軽くなります。また、表向きは繁栄しているように見える企業や部署ほど、内側では何も生み出していない業務が静かに増殖する理由を、具体例とともに説明してくれるのが助かります。自分の働き方をどう考え直すかを、少し現実的な視点で整理できます。 特に、「忙しいのに何もしていない気がする」と感じる人には刺さると思います。
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