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ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか (講談社現代新書)

ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか (講談社現代新書)

酒井隆史

岩波書店 / 2020-07-29

累計読者数41
平均ハイライト数 25.2件/人
推定読了時間 約7時間22分
star総合評価 70/100
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この本について

仕事をしていて、「これ、誰の役に立ってるんだろう…」みたいな虚しさにぶつかることってありますよね。忙しいはずなのに中身がない感じとか、やっていることと自分の生活がまったくつながらない感じ。僕も会社員時代にずっと抱えていたモヤモヤで、抜け道も答えも見えないまま過ごしていました。 『ブルシット・ジョブの謎』は、そのモヤモヤを「怠けているから」とか「仕事に向いてないから」といった個人の問題にせず、社会の構造から丁寧に捉え直してくれます。たとえば、役に立たない仕事ほど過剰に演じることを求められるとか、本来は自由な遊びのような行為が、他者から課された瞬間に不自由へ変わるとか、「あ、これ自分の職場にもあるな」と思う視点がいくつもありました。また、市場価値に収まりきらない“社会的価値”のほうがむしろ報われにくいという逆転も、働くことへの違和感をそのまま言語化してくれます。 この本が効くのは、仕事の意味を「自分の努力」で無理やり説明しなくていいんだと知れるところです。世界のほうが歪んでいる場面も確実にあって、その歪みの中に自分がどう立つかを考えられるようになります。 とくに、今の働き方が「なんとなくしっくりこない」まま続いている人には刺さると思います。自分の感覚を否定せずに済む一冊でした。

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出版社による紹介

やりがいを感じないまま働く.ムダで無意味な仕事が増えていく.人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(ルビ:クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し,ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明.仕事の「価値」を再考し,週一五時間労働の道筋をつける.『負債論』の著者による解放の書.
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