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大人のための生物学の教科書 最新の知識を本質的に理解する (ブルーバックス)

大人のための生物学の教科書 最新の知識を本質的に理解する (ブルーバックス)

石川香, 岩瀬哲, and 相馬融

講談社 / 2023-09-21

累計読者数8
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約5時間32分
star総合評価 65/100
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この本について

理科の授業で習ったはずのことが、大人になって思い出そうとすると途端に霧がかかったようになることってありませんか。呼吸と燃焼の違いとか、DNAとタンパク質の関係とか、わかったようで実はつながっていない感じ。仕事で健康情報に触れるときや、子どもに質問されたときにその曖昧さが急に気になってしまうこともあります。 この本が良かったのは、専門用語を増やすというより、「ああ、そういう仕組みだったのか」と身体感覚で腹落ちさせてくれたところです。例えば、タンパク質がただの栄養素ではなく、酵素として生命活動の実体そのものだとわかると、日々の食事の見え方が少し変わりますし、グレープフルーツと薬の相性のように、身近なのに見落としがちな“体の中の反応”にも目が向くようになります。さらに、発酵が必ずしも嫌気呼吸に限らないとか、呼吸で放出される二酸化炭素の酸素は吸い込んだ酸素とは別だとか、学生時代には流していたポイントが、生活とつながった知識として立ち上がってきます。 個人的には、シアノバクテリアが固定したCO2を、私たちが石油として掘り起こし再び大気に戻しているという説明に、時間のスケールを突きつけられる感覚がありました。環境問題を語るときにも、こういう具体的な話のほうが自分の中で位置づけしやすいです。 昔の知識を“覚え直す”のではなく、“つながりとして理解したい大人”にはとても刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

本書は、生物学の基本から最新の話題まで、網羅的に解説した入門書で、図版も多く、基本を知りたい人、学び直しをしたい人に最適なつくりになっています。 「受験をするわけではないし、中学レベルまでは理解しているけど、その先が知りたい」 「最新のニュースを理解するために基本を知りたい」 「教科書よりも堅苦しくなく、おもしろく学びたい」 という読者のニーズに応えた、画期的な一冊! 主な内容 第1章 細胞から分子レベルの生物学 細胞と生体膜-生命の基本単位/タンパク質と酵素-生命活動の実働部隊/DNA-生命活動の黒幕/光合成と窒素同化-物質循環とエネルギー循環 など 第2章 個体の継承と形成に関する生物学 遺伝と減数分裂-縦続保存を種族保存を支える原理/発生-生命最大の神秘/バイオテクノロジーの光と影 など 第3章 個体の維持に関する生物学 血液を知る-生きていることの驚異/肝腎なはなし-24時間はたらくタフな臓器/脳-最後のフロンティア など 第4章 生物の集団レベルの生物学 生物界をマクロな視点で見る/森と海を守るために-豊かな生態系を楽しむ など 第5章 生物界の時間的・空間的な広がりを考える生物学 生物分類-博物学はやはり不滅/進化-あらゆるところに見ることができる生物の歴史
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