
ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)
ルイス・フロイス and 岡田 章雄
累計読者数3
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推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 46/100
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この本について
日常のふとした瞬間に、「自分たちが当たり前と思っている感覚って、どこまで普遍なんだろう」と立ち止まることがあります。仕事でも、人とのズレに悩む時ほど、自分の基準そのものが揺らぐ感じがして落ち着かなくなるんですよね。 フロイスの『ヨーロッパ文化と日本文化』は、そんなモヤモヤに妙に効きます。というのも、この本は“正しさ”を語るのではなく、16世紀の宣教師が見た日本とヨーロッパのちょっと笑ってしまうほどの違いを淡々と並べていくからです。たとえば「妻が夫を離別するのが普通」「黒い服を白い糸で縫う」「娘が許可なく好きなところに出かける」など、細かな生活感まで含めた価値観のズレが山ほど出てきます。読んでいると、自分の感覚が揺さぶられつつも、どこか肩の力が抜けていきます。 特に効いたのは、違いを前にしても“どちらが正しいか”ではなく、“なぜそうなのか”とゆっくり考えたくなるところです。自分の基準を手放してみると、人間関係や仕事の判断で固くなっていた部分が少しだけ柔らかくなる。そんな読後感があります。 「自分の“普通”を疑うのが苦手だけど、一度そこに風を通してみたい人」に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
イエズス会宣教師ルイス・フロイス(一五三二‐九七)は、三十五年間日本での布教に努め、長崎で生涯を終えた。その間、当時の日本の社会を細かく観察し、ヨーロッパ文化と比較・対照して記録した。筆は衣食住、宗教生活、武器武具から演劇・歌謡等々多方面におよぶ。貴重な史料であるだけでなく、現代の我々に様々な問題をよびさまさずにはおかない。
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