
自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く (角川ソフィア文庫)
松本 敏治
累計読者数10
平均ハイライト数 10.9件/人
star総合評価 56/100
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この本について
方言って、日常でなんとなく使い分けているけれど、「なぜこうしているんだろう?」と立ち止まると急に説明できなくなります。特に、ASDの方が方言をあまり使わない理由を考えはじめると、自分が思っているよりもずっと“ことば”と“距離感”は結びついていて、そこがずっと腑に落ちないまま放置してきた部分だなと感じました。 この本は、単に「ASDは方言を話さない」という話を並べるのではなく、その背景にある社会的理解の難しさや、意図読みの弱さがどう言語習得に影響していくのかを丁寧に追っています。終助詞の使いづらさが「心理的距離の調整」につまずくこととつながっている視点は、読みながら自分のコミュニケーションの癖まで見直すことになりました。また、テレビからの言語学習が多くなる理由を、共同注意や意図理解の観点から説明していく流れも実例が多くて、単なる理論書とは違う読み味があります。 方言そのものを“地域性の飾り”ではなく、“距離の取り方の道具”として捉え直したい人には特に刺さると思います。自分のなかで曖昧だった「ことばと距離」の関係が、少し輪郭を持って立ち上がってくる本でした。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
「自閉症者は津軽弁を話さない」!?10年にわたる研究、話題作が文庫化!
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