
自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命 (幻冬舎新書)
岡田尊司
幻冬舎 / 2020-07-29
累計読者数11
平均ハイライト数 23.5件/人
推定読了時間 約2時間35分
star総合評価 63/100
start序盤集中型
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この本について
人と話すとき、最初の一言がどうしても出てこなかったり、相手の表情から気持ちを読むのが苦手だったり。こちらは必死なのに、周りには「無愛想」「冷たい」と受け取られてしまう。そういうズレに気づいては落ち込むけれど、どう直したらいいのかもよく分からない。そんなモヤモヤを抱えたまま大人になった人は、けっこう多い気がします。 この本は、そうした「なぜできないのか」に、性格とは違うレベルの説明をくれる一冊でした。たとえば、最初の一言が出ないのは気合い不足ではなく、幼い頃に育つはずだった“応答の回路”がうまく育ちにくい特性があるからだという話。相槌が少なくて誤解されるのも、関心の共有が苦手という根っこがあるからで、努力以前の問題がそこにあることが分かります。また、ASDには「できない」だけではなく、「そもそも関心が向きにくい」という領域があると知ると、自分を責め続ける方向から少し離れられました。 読みながら、自分のどんな行動がどこから来ているのか、具体的な説明で腑に落ちる場面が多かったです。とくに、家や職場でのコミュニケーションの噛み合わなさに悩んでいる人には、励ましというより“仕組みの理解”が得られると思います。 自分の不器用さを「性格」や「努力不足」だけで片づけられたくない人に刺さる本です。
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出版社による紹介
自閉スペクトラム症(ASD)とは、これまで自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群などと呼ばれていたものを二〇一三年に一つにまとめて名称。人とのやりとりが苦手、音やにおいなどに敏感、自分のやり方やルールにこだわりすぎる……つまり、自分がなじんだもの以外を受け入れにくい特性のため、生活に支障が出る状態をいう。学校や職場での不適応だけでなく、DVや虐待など家庭でのトラブルの要因にもなりやすい。そこで本書では、最新の知識・理解から、奇跡を起こす治療法、うまくいく対応のヒントやコツまですべて解説。
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