
発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち (SB新書)
本田 秀夫
SBクリエイティブ / 2018-12-05
この本について
仕事や人間関係で「普通ってなんなんだろう」とモヤモヤしたまま、自分の癖を直そうとして余計に疲れてしまうことってありませんか。できるだけ周りに合わせようと頑張っているのに、どこかしっくりこない。休みの日まで“やるべきこと”に追われて、気づいたら自分の好きなことが後回しになる……。僕自身もそういう時期が長かったので、この本の抜粋を読んだ人が保存した理由がすごくよくわかります。 この本は「苦手だからダメ」という話ではなく、「その人が何を優先しやすいか」という視点に置き換えてくれます。たとえば、知識の扱い方ひとつとっても、アナウンサーと研究者で目的が違うように、同じ“できる・できない”でも背景がまったく別にある。その発想に触れると、自分の反応やこだわりを、一度フラットに見直せるようになるんです。また、周りに合わせすぎる“過剰適応”がどう積み重なるのか、どこで燃え尽きやすいのかが、生活の場面レベルで語られるので、単なるラベルの話では終わりません。無理をやめるポイントが具体的に見えてきます。 さらに、「やりたいことを大切にする」という言葉も、精神論ではなく、発達特性がある人ほど“やるべきこと”に押しつぶされやすいという構造から説明されます。だからこそ、自分の情熱が暴走しやすいタイミングや、生活のなかで調整すべき点が理解できるようになる。本を読みながら、「ああ、これは単なる怠けとか努力不足とは違うんだ」と腑に落ちる瞬間が何度もありました。 自分の特性を「問題」ではなく「選びやすい傾向」として知りたい人、そして“普通に合わせる”努力に疲れてしまった人にとっては、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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