
クラウド版 デッドライン仕事術
吉越 浩一郎 and 立花 岳志
東洋経済新報社 / 2014-12-11
この本について
仕事の予定を立てても、いざ日が来ると全然こなせなかったり、週の後半になるほど集中力が落ちて「また先送りしてしまった…」と自己嫌悪になること、けっこうありますよね。僕も長く悩んでいたのですが、この本を読んで「そもそも自分の見積もりが甘い」「やり方を調整すればいいだけ」と気づけて、かなり気持ちが軽くなりました。 この本が効くのは、行動を根性論で片付けず、「現実的にどう動けば変わるのか」を淡々と見せてくれるところです。たとえば、週次レビューで実際にできた量と予定を照らし合わせると、翌週の設定が自然と変わります。夜に勉強ができなかったなら「朝にずらす」という発想が出てくるし、1日の予定を詰めすぎると小さなタスクが潰れるから、2割の余白を残すほうが結果的に前に進む。こういう“微調整の積み重ね”を具体的に教えてくれるのがありがたいです。会議は「話す場」ではなく「決める場」という視点も、仕事のムダを減らすうえで刺さる人は多いはずです。 そして何より印象的なのは、「闘う相手は上司ではなく自分」という視点でした。タスク管理やデッドラインは、誰かに褒められるためではなく、自分の時間を自分で取り戻すための道具なんだと腑に落ちます。EvernoteやMindNode、ポモドーロなどツールの話も出てきますが、それらは“生活を整えるための補助線”という立ち位置にとどまっていて、過度に神格化されていないのも読みやすいところです。 自分の行動を整えたいけど、完璧主義にも根性論にも寄りたくない人には、かなり刺さる一冊だと思います。
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