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発達障害 (文春新書)

発達障害 (文春新書)

岩波 明

幻冬舎 / 2020-07-29

累計読者数4
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約2時間35分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

仕事でも日常でも、「自分や身近な人の困りごとが性格なのか特性なのか、どこで線を引けばいいのか」みたいな迷いって、ずっとつきまといます。特に発達障害まわりは、情報が多い割に、実際の生活の風景とどうつながるのかが見えにくいままなんですよね。 この本は、そこで止まっていた視点を少しだけ前に進めてくれます。たとえば、ASDとADHDの症状の境目が実際の現場ではどれだけあいまいなのか。どちらでも「同じように起こる行動」の背景がまったく違うこと。そして、子どもの頃の情報がどれだけ後の診断や対応を左右するのか。抽象的な理論ではなく、具体的な行動の理由が整理されていく感じがあります。アンデルセンや歴史上の人物のエピソードが挟まれるのも、特性の「語りづらさ」に少し光を入れてくれるようでした。 個人的には、「何度も同じミスをする理由」をADHDとASDでどう区別して考えるかの説明がいちばん実用的でした。日報を出し忘れる、気になる刺激に注意が持っていかれる、社会的な重要度の判断がそもそも抜け落ちる…同じ現象でも背景が違うだけで、接し方や自分の対処も変わってくるんだと腑に落ちました。 自分や身近な人の行動の「説明のつかなさ」に疲れた人ほど、静かに効く本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

自閉スペクトラム症(ASD)とは、これまで自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群などと呼ばれていたものを二〇一三年に一つにまとめて名称。人とのやりとりが苦手、音やにおいなどに敏感、自分のやり方やルールにこだわりすぎる……つまり、自分がなじんだもの以外を受け入れにくい特性のため、生活に支障が出る状態をいう。学校や職場での不適応だけでなく、DVや虐待など家庭でのトラブルの要因にもなりやすい。そこで本書では、最新の知識・理解から、奇跡を起こす治療法、うまくいく対応のヒントやコツまですべて解説。
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