
最強の現場をつくり上げる! トヨタ式「改善」の進め方 (PHPビジネス新書)
若松義人
PHP研究所 / 2007-05-01
この本について
仕事の現場で「忙しくしているのに、なぜか成果につながらない」と感じる瞬間ってありませんか。自分では頑張っているつもりなのに、工程が前に進んでいないようなモヤモヤ。問題が起きても応急処置でやり過ごしてしまい、結局また同じところでつまずく。頭では「改善が必要だ」とわかっていても、どこから手をつければいいのか迷うことが多いと思います。 この本は、そんな日々の迷いに対して、いきなり高い理想を語るのではなく、「現場で何が起きているのかをちゃんと見えるようにするところから始めよう」という地に足のついた視点をくれます。たとえば、大野耐一氏の「動きを働きにする」という考え方は、忙しさを成果と混同しがちな自分の癖に気づかせてくれますし、「不良を見つけるのではなく、つくらない工程にする」という話は、後処理前提の働き方から抜け出すヒントになります。また、問題が起きた時にあえてラインを止めて真因までさかのぼるプロセスは、普段の仕事にもそのまま持ち込める感覚があります。 全体を通して感じるのは、「改善は特別なスキルではなく、気づきを積み重ねる習慣なんだ」ということでした。ムダは一度なくしてもまた生まれるし、だからこそ一生の仕事になる。それを悲観ではなく、成長のサイクルとして描いてくれるので、読み終えるころには少し肩の力が抜けて、「まずは小さくやってみよう」と思えるはずです。 特に、忙しさに流されがちな現場リーダーや、問題の根っこを見つけるのが苦手だと感じている人には刺さる一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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