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坊っちゃん

坊っちゃん

夏目 漱石

集英社 / 2010-07-01

累計読者数46
平均ハイライト数 19.3件/人
推定読了時間 約3時間53分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

仕事でも日常でも、理不尽に振り回される場面ってありますよね。筋が通らない人間関係に疲れたり、正直に動くほど損している気がして、何が正しいのか分からなくなる時期もあると思います。そんなモヤモヤを抱えているときに『坊っちゃん』を読み返すと、妙に胸の奥がざわつきながらも、少しだけ視界が澄むような感覚があります。 今回の抜粋を見ていると、「真直でなくっちゃ頼もしくない」という素朴な芯の強さや、「いたずらと罰はつきもんだ」という達観、さらに「might is right」「強者の権利」への反発のようなものに、読者が反応しているのが伝わってきます。坊っちゃんは正義感というより、“こうしないと自分が気持ち悪い”という性分で動く人間で、そこが物語をかき回す一方で、読む側には変な安心をくれるんですよね。まっすぐでいることの結果は綺麗ごとでは済まないし、損することもある。でも、それでも自分の線を守ると何が残るのかを、漱石が過剰に飾らず描いてくれています。 特に効くのは、理不尽な組織や人間関係に翻弄される中で、自分のスタンスをどう保つかという点です。力の論理で押してくる相手にどう向き合うか、遠回しな周旋や慇懃な態度にどう距離を取るか、そして何より「自分が何に耐えられない人間なのか」を知ること。坊っちゃんの行動は極端に見えて、実は日常の小さな判断に置き換えると現実的です。 まっすぐでいることが面倒くさく感じ始めた人、あるいは少しだけ自分に胸を張りたい人には、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

無鉄砲で正義感あふれる坊っちゃんが、数学教師として赴任した四国の中学校で、個性ゆたかな教師たちに囲まれながら、大騒動を繰りひろげる!!
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