
初心者を上級者に変える筋膜リリースコツのコツ: 「ボディワーク入門」「これがボディワークだ」の著者が伝える
斎藤瑞穂
この本について
最近、肩まわりや腰の重さがずっと抜けなくて、「ストレッチしても一時しのぎで終わるな…」と感じることが増えてきました。姿勢のクセもあるし、生活習慣の片寄りもあるし、自分で原因を特定できないまま放置してしまう。そんなときに読んだのが、この筋膜リリースの本でした。 おもしろかったのは、痛みや動きづらさを「筋膜がどう変化しているのか」という視点で説明してくれるところです。緊張が続くと体液の流れが落ち、老廃物が捌けなくなり、コラーゲンが固まり始める。そうして滑るはずのものが癒着していく、という流れを知ると、今ある不調が“なんとなく”ではなく、現実的なプロセスとして理解できました。また、広い範囲でも狭い部位でも狙ってリリースできる方法が示されていて、「取りこぼしが減る」という感覚が実践の中でけっこう助かります。垂直に圧をかけて、そのまま平行にすべらせるという具体的な手順も、イメージしやすくて扱いやすいです。 さらに、筋膜をウェットスーツに例えたり、骨を「スペーサー」と呼んだり、動きのしくみを立体的に捉えられる説明が多いので、自分の体の中で何が起きているかをリアルに想像できます。「エラスティンは伸び縮み、コラーゲンは形を保つ」という線維の性質を知るだけでも、体が硬くなる理由や、逆に伸びる余地の残り方が腑に落ちました。 無理に根性で改善しようとするよりも、体の構造を一度“納得する”ことが近道になるんだなと思います。自分の体のしくみを理解しながら、不調の原因に手を伸ばしたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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