
博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ
ひきたよしあき
かんき出版 / 2018-03-05
この本について
文章を書くたびに、「結局なにが言いたいんだっけ…?」と自分でも迷子になることがよくあります。丁寧に書こうとすると逆に長くなるし、短くまとめようとすると伝わらない。仕事のメールや報告書でも、相手にストレスを与えていないか気になって、書き直しばかりしてしまう。そんなモヤモヤに、少し風が通る本でした。 読者の方が残していた抜粋を見ても、この本が刺さっているのは「要点を探し、選び、前に出す」ための現実的な技術だと思います。例えば、いきなり書き始めるのではなく、まず三つ並べてからベストワンを決めるという手順。残った二つが理由づけになるので、文章が勝手にスッキリしていく感覚があります。それから、カタカナ語を減らし、前半で状況、後半で結論という二部構成にすること。これは報告書でも会話でもすぐ試せて、読み手の負担が明らかに下がります。さらに、40字で言い切る習慣を続けると、ニュースでも会話でも「どこが肝なのか」が自然と見えるようになる。文章だけでなく、ものの見え方そのものが変わっていく感じがありました。 派手なテクニックを学ぶ本ではなく、日々の迷いや躊躇に寄り添いながら、少しずつ“言いたいことから逃げない筋力”をつける本です。書くことに疲れている人よりも、「もう少し短く、もう少し正確に伝えられるようになりたい」と思っている人に届く気がします。自分の言葉を整えたい時に、机の端に置いておくと効いてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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