
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則
山口 拓朗
明日香出版社 / 2014-01-18
この本について
文章を書くときって、「なんか言い切れない」「説明が長くなる」「そもそも何を書きたいのかわからない」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。僕も仕事のメールや投稿を書きながら、ぼんやりした目的のまま書き始めて、読み返してみると自分でもよく分からない文章になっていることがよくあります。 この本は、そういう “自分では気づきにくい癖” を丁寧に可視化してくれる感じがあって助かりました。例えば、「〜的」「〜らしい」「こそあど言葉」のようなあいまい表現に頼ってしまうと、責任を回避しているように読まれてしまう、といった指摘はドキッとします。また、文章を速く書くには目的を最初に決めること、読む人の反応を先にイメージしておくことなど、当たり前のようで抜けがちな視点を何度も思い出させてくれます。たとえ話の使い方や、不要な接続詞を省いたほうが読みやすくなる理由など、行動レベルで試せるコツが多いのもありがたいところです。 特に、書き出しの数行で興味を持たれなければ読まれない、という指摘は身にしみます。情報を欲張るより絞ったほうが伝わる、というのも実際に書き直すとすぐ実感できます。文章を“盛る”より“整える”感覚に近いかもしれません。 仕事で書く文章に自信がない人、丁寧に説明しているつもりなのに誤解されがちな人には刺さると思います。書くスピードよりも「伝わる確率」を上げたいとき、机の横に置いておくと心強い一冊でした。
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