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青くて痛くて脆い (角川書店単行本)

青くて痛くて脆い (角川書店単行本)

住野 よる

KADOKAWA / 2020-06-12

累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 44/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

人との距離感って、いくつになってもむずかしいままですよね。踏み込みすぎても嫌われる気がするし、踏み込まなければ何も始まらないまま終わっていく。頭では「もう少し素直になれたら」と思っていても、実際に動こうとすると足がすくむあの感覚、僕も日常的にあります。 『青くて痛くて脆い』は、まさにその「怖さ」と向き合う物語です。抜粋にもあるように、主人公は人を不快にさせないために距離を取り続けてきた人で、誰かに必要とされることすら「間に合わせ」と割り切ろうとしていました。でも、誰かと関わる中で、自分の弱さを認めたうえで一歩進もうとする瞬間が描かれています。理想や正しさの裏にある打算や自己防衛もちゃんと書かれていて、きれいごとだけでは済まない人間関係の重さがリアルに響きます。 読んでいて特に刺さるのは、「弱い自分を認めた先で、怖いけど進んでみようとする姿」が丁寧に描かれているところでした。誰かを利用してしまう側面や、他人に踏み込む怖さを抱えたまま、それでも声をかけようとする場面は、自分の生活でも心当たりがありすぎて手が止まりました。人と関わることでしか変われないのに、その関わりこそ一番怖い——そんな矛盾に悩んでいる人には特に響くと思います。 「自分は人とどう向き合いたいんだろう」と立ち止まることがある人に、ちょうどいい本です。理想ではなく、弱さごとの自分で関係を築いていくとはどういうことかを、物語の中でそっと教えてくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。その理想と情熱にふれて、僕たちは二人で秘密結社「モアイ」をつくった。――それから三年、あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして、僕の心には彼女がついた嘘がトゲのように刺さっていた。傷つくことの痛みと青春の残酷さを描ききった住野よるの代表作。
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