
PMの哲学
室脇慶彦
日経BPマーケティング / 2018-03
この本について
プロジェクトを動かしていると、「進んでいるはずなのに不安が消えない」とか、「成果物を見ても、これで合ってるのか判断できない」とか、そんな小さなモヤモヤが積み重なる瞬間があると思います。PM だから全部把握しているべき、という圧もあるけれど、実際は情報が粗かったり、工程ごとの見通しが曖昧だったりと、足元からぐらつくことは普通にあります。 『PMの哲学』が効くのは、その不安の正体を“精神論”ではなく“具体的な作業の見立て方”として言語化してくれるところでした。成果物の全量チェックではなく種類を押さえること、工程ごとに何をもって終了と見なすのかを定義すること、そして自分の中にあるプロジェクトのストーリーを計画書として表に出すこと。どれも現場の混乱を減らすための具体的な手つきで、読んでいて「そうか、判断できなかったのは仕組みが足りてなかっただけか」と少し呼吸が楽になりました。 特に、進捗管理を“作業完了ではなく成果物の確からしさを確認すること”と捉え直す視点は、僕自身かなり助けられました。なんとなく終わったように見えるタスクを追うより、何を確認すべきかを先に明確にしておく方が、結果的にメンバーの動きも読みやすくなる。プロジェクトの特異性に合わせて工程定義を少しずつ具体化していく、という地に足のついた進め方も、今の自分にはしっくりきています。 PM という肩書きに不安を抱えたまま走り続けている人、あるいは SE の延長線で PM を任されて戸惑っている人にとって、この本は“現実的にどう判断すればいいのか”を整えてくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




