
死に至る病~あなたを蝕む愛着障害の脅威~ (光文社新書)
岡田 尊司
累計読者数4
平均ハイライト数 35.5件/人
推定読了時間 約4時間36分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 11%
この本について
「自分のしんどさの理由が、いまいち言葉にならないまま積もっている」という話をよく聞きます。人とうまく距離が取れなかったり、逆にぜんぶ切り離したくなったり、気持ちがわからないまま体だけがしんどくなることがあったり。頑張り方そのものが空回りしている感じが続くと、何が正解なのか分からなくなりますよね。 この本は、そういう“説明のつかない苦しさ”を、愛着という土台から丁寧に見直してくれます。自己肯定感を上げよう、といった表面的な話ではなく、そもそも子どものころに「自分は大事に扱われる存在だ」と身体レベルで学べたかどうかが、今の行動パターンや感じ方にどう影響しているのかを、具体的なケースを交えて説明してくれます。たとえば、気持ちに鈍くなる失感情や、逆に小さなことでも傷つきやすくなる背景を、生物学的な仕組みとあわせて示してくれるので、単なる“性格の問題”で片づけられていた部分に輪郭が出てきます。 また、「人が変わるときに何が起きているのか」を三つのパターンで描いているところも印象的でした。誰かとの安定した関わりで少しずつ変わる人もいれば、環境を離れることで落ち着く人もいるし、どん底まで行って初めて諦めがつく人もいる。どれが正しい、という話ではなく、自分の回復の形を見つけるための視点をくれる本です。 自分の反応のクセが「甘え」や「弱さ」では説明できない気がしている人に、静かに届くと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
死に至る病とは絶望のことである、と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。絶望とは、神を信じられないことを意味した。だが今日、死に至る病の正体は、「親の愛さえも信じられない」こと、つまり「愛着障害」にほかならない―。豊かになったはずの社会で、生きづらさを抱える人が増え続けるのはなぜか。心も身体も苦しく、死んでしまいたいと思う人が増え続けている理由は。現代に突如現れた、治療困難な数々の障害の背景にある、共通の原因とは。「愛されず、愛せなくなった」社会、「世話をしなくなった」社会で、生きる意味を見出す術はあるのか。ベストセラー『愛着障害』の著者が、渾身の思いを込めて、今、我々が直面する「生存を支える仕組みそのものの危機」を訴える。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









