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愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる (SB新書)

愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる (SB新書)

岡田 尊司

SBクリエイティブ / 2024-09-07

累計読者数7
平均ハイライト数 61件/人
推定読了時間 約3時間58分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

人間関係のことでつまずくとき、自分の性格の問題なのか、それとももっと根っこにある仕組みのせいなのか、判断がつかなくなることがあります。相手を信じたいのに距離を取ってしまったり、安心したいのに不安のほうが勝ってしまったり。頭ではわかっているのに、体が勝手に反応するような感覚です。 この本は、そういう「なぜそうなるのか」の背景を、愛着というしくみから丁寧にほどいてくれます。読者が保存していた部分にもあるように、愛着は心理ではなく生理的な土台で、ここが揺らぐと、世界の見え方そのものが変わってしまう。だからこそ、人からの否定や支配が続くと、自分に対する評価まで書き換わってしまうし、トラウマが起きたときに回復が難しくなる。その仕組みを知るだけでも「自分が弱いからじゃない」と腑に落ちる瞬間がありました。 さらに、この本がいいのは、複雑性PTSDや愛着トラウマを決して特別な人の話として扱わないところです。見た目には恵まれた家庭でも起きるし、大人になってからの人間関係でも再現される。そのうえで、感情を味わい直すことや、感覚に戻ることが少しずつ安全感を取り戻す助けになる、と現実的な距離感で語られています。大きく人生を変えるとかではなく、今日の自分が少し楽になるための視点を渡してくれる本です。 人との距離感にずっと違和感を抱えてきた人、理由のわからない生きづらさを説明できずにきた人には、とくに静かに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

生きづらさの原因となる2つの障害「愛着障害」と「複雑性PTSD」をわかりやすく解説 長年、発達障害、愛着障害を研究し続け、豊富な臨床経験を持つ精神科医が、 現代人の生きづらさの原因を紐解く! 生きづらさを紐解くうえで、かかせないのが「愛着障害」と最近の研究で認められた「複雑性PTSD」である。 たとえば、最近増えている「発達障害グレーゾーン」の人をみるとこれらの2つの障害のどちらか、もしくはどちらも抱えている人は多い。 グレーゾーンに限らず、 現代人の生きづらさに愛着障害と複雑性PTSDがおおいにかかわっている。 本書では、生きづらさの背景にある愛着障害と複雑性PTSDについてわかりやすく解説し生きづらさの克服法を提示する。 ●愛着障害:親など養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、子どもの情緒や対人関係に問題が生じる ●複雑性PTSD:命の安全が脅かされなくとも慢性的持続的なストレスが続き、心の傷が折り重なって生じて起こるPTSD。感情の調整や対人関係に困難が生じ、日常生活や社会生活上に大きな支障をきたす ※カバー画像が異なる場合があります。
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