
複雑性PTSDの理解と回復
アリエル・シュワルツ、野坂祐子
累計読者数5
平均ハイライト数 10.2件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 52/100
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この本について
人とのやり取りで突然ざわついたり、些細な一言で昔の感覚が呼び起こされたりして、「なんでこんなに反応してしまうんだろう」と落ち込むことが僕にもあります。頭では「もう大丈夫なはず」と思っても、身体や感情が追いつかないときのやり場のなさは、本当にきついですよね。 この本は、そういう“自分でも説明しづらい反応”に静かに名前をつけてくれます。たとえば、圧倒されないための二重注意という考え方は、つらい記憶に触れるときの「安全地帯」をつくる感覚に近いもので、個人的にはかなり救われました。また、子ども時代の経験が現在の対人関係のパターンにどう影響しているのかを、行動や身体感覚のレベルまで丁寧に説明してくれるので、自分の反応が「弱さ」ではなく「学習された生き延び方」だったと腑に落ちやすいと思います。さらに、DBTやパーツワークなど、関係性の中で揺さぶられたときにどう戻ればいいのかを、現実的な範囲で示してくれるのもありがたいところです。 「ずっと生きづらさを抱えてきた理由を、もう少しだけ理解したい人」に刺さる本です。読んで劇的に変わるというより、薄暗い場所に少しだけ灯りがともるような感覚に近いと思います。自分の反応を責め続けてきた人ほど、そっと手が伸びるはずです。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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出版社による紹介
複雑性PTSD(C-PTSD)は、小児期に親や養育者などからの虐待やネグレクト、DVなどのトラウマティックなできごとに繰り返し長期にわたってさらされることによって起こります。子ども時代に身体と心に深刻な影響を受けるとおとなになっても他者への不信感や不安定な体調や情緒に苛まれ、自分自身を責めたり傷つけたりすることがあります。 本書では、ソマティック・アプローチとマインドフルネスを基盤としたトラウマ臨床で成果を上げている著者が、複雑性PTSDの症状やメカニズムをわかりやすく説明したうえで、自分にコンパッション(思いやり)を向けることに焦点をあてて、身体と心を癒していくセルフケアのスキルを紹介しています。 よくみられる症状や感情調節、対人関係の問題などへの対処法、また、複雑性PTSDをかかえる人の体験談を自分のペースで読み進め実践していくことで、子ども時代のトラウマから自分の人生を取り戻すための道を歩むことができるでしょう。
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