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不合理だらけの日本スポーツ界

不合理だらけの日本スポーツ界

河田剛

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-04-12

累計読者数4
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約2時間29分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
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この本について

部活や子どもの習い事を見ていると、「勉強とスポーツって、どちらかを削るしかないんだろうか」というモヤモヤがつきまといます。両立なんて理想論に思えて、結局どちらも中途半端になってしまう。自分自身の経験を振り返っても、同じ壁にぶつかってきた人は多いと思います。 この本を読んで印象的だったのは、アメリカの大学スポーツが“根性論の真逆”で成り立っていることでした。たとえば、スタンフォードの学生アスリートが「勉強もスポーツも同時に全力でやることで、時間管理の力が鍛えられる」と話すシーン。両立を精神論で乗り切るのではなく、仕組みとしてそうせざるを得ない環境があるから身につく、という当たり前だけど見落としがちな視点にハッとさせられました。さらに、一定の成績を取れなければ試合に出られないという制度も、日本の「スポーツは特別待遇で守るもの」という空気とは真逆で、妙に現実的なんですよね。 また、スポーツとビジネスを切り離すガバナンスの話や、NCAAでコーチの人数が明確に制限されている点など、感情論ではなく“運営の仕組み”がアスリートの成長を支えていることが丁寧に示されています。読んでいると、努力の量よりも環境設計の方がずっと影響が大きいのでは、と視点がひっくり返る感覚がありました。 日本のスポーツ界や教育に「なんでこうなるんだろう」と感じたことがある人には、静かに刺さります。自分の経験だけでは説明のつかなかったモヤモヤに、少し輪郭がつく一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

スポーツ×社会学!根性や美談で成果は上がるのか? スタンフォード大のアメフトコーチが提言 パワハラやブラック部活など「不合理」な指導が話題になる日本のスポーツ界。 一方アメリカでは、大きな産業として合理的にスポーツ界を発展させている。 どうすれば日本の文化的な価値観の中に「合理性」をうまく取り入れることができるか日米の違いを目の当たりにした著者が提言する。
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