
日本の分断~切り離される非大卒若者(レッグス)たち~ (光文社新書)
吉川 徹
光文社 / 2018-04
累計読者数3
平均ハイライト数 15.3件/人
推定読了時間 約5時間17分
star総合評価 57/100
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この本について
仕事や将来のことを考えるとき、自分の努力だけではどうにもならない「地盤」みたいなものにモヤッとすることがあります。学歴とか地域とか、生まれた場所によって選べる道が最初から違うんじゃないか…と。かといって、それを全部「社会のせい」にするのも違う気がして、答えのない感じだけが残るんですよね。 この本は、その曖昧な不安の輪郭を少しだけはっきりさせてくれました。たとえば、日本では高校卒業までの教育が事実上の“最低ライン”として機能していて、そのおかげで社会全体の底が高く保たれていること。逆に、そのラインを境に進路が分かれ、非大卒の若者が地域社会を支える一方で、将来の不安や機会の限界にぶつかりやすいこと。さらに、「非大卒の親は子どもに大学進学を強く望まない」など、知らないうちに再生産されていく構造まで見えてきます。 読みながら、自分の置かれた環境がどう形づくられてきたのかを俯瞰できるようになり、変えられる部分と変えられない部分の境目が以前より落ち着いて見えるようになりました。過度に劇的な答えは書かれていませんが、足元の社会の成り立ちを知ることで、焦りが少し和らぐタイプの本です。 自分や身近な人の「進路の分かれ目」が気になっている人には、特に刺さると思います。
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出版社による紹介
「団塊の世代」退出後の社会に忍び寄る危機とは!計量社会学者が描き出す“明日の日本の姿”。なぜ、「格差」は「分断」に変わるのか??
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