
なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで
日経コンピュータ
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star総合評価 67/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%
この本について
行政のデジタル化って、外から見ているだけでも「なんで毎回こんなに時間がかかるんだろう」と不思議になることが多いですよね。仕組みが複雑なのは分かるけれど、結局どこでつまずいているのかはよく見えないまま…。自分の仕事でも「構想は立派なのに実行でつまずく」場面があるので、他人事に感じられませんでした。 この本は、20年以上続いてきた行政ITの失敗を“感情”ではなく“構造”で見せてくれます。たとえば、オンライン化を掲げながら業務の整理も人員の確保もしていなかった話や、発注者側にITの知見がないまま丸投げしていた実態は、読んでいて耳が痛いほど現実的です。また、現場でExcelを駆使して処理を劇的に早めた自治体の例や、特許庁が自ら業務を可視化しながらプロジェクトを立て直していった話は、単に批判するだけではない具体的な改善のヒントになりました。 読み終える頃には、「仕組みが悪いから失敗する」の一言では片付けられない、発注者側のスキル不足・調達制度・現場の実態など、積み重なった要因がはっきり見えてきます。仕事でプロジェクトを動かすときにも、責任範囲を曖昧にしないことや、最低限の知識を持って発注側に立つことの大切さを強く感じました。 行政のデジタル化に関心がある人はもちろんですが、「プロジェクトがなぜ迷走するのか」を現実的に知りたい人にも刺さる一冊です。
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