
刑事弁護人 (講談社現代新書)
亀石倫子 and 新田匡央
講談社 / 2019-06-19
累計読者数6
平均ハイライト数 6.8件/人
推定読了時間 約4時間12分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
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この本について
最近、正しさって誰が決めるんだろう……と考えることが増えました。ニュースを見ていても、「悪いことをした人なら厳しく扱われても仕方ない」とか、「警察が言うなら間違いないでしょ」という空気に、自分もつい流されそうになる。でも、本当にそれでいいのかとモヤモヤが残る人は多いはずです。 『刑事弁護人』を読んで印象的だったのは、罪を認めている被疑者ですら「警察もやってはいけないことをしたなら、ちゃんと認めてほしい」と言う場面でした。ここには、善悪とか立場とは別の、人としての筋がある。同時に、弁護人たちが黙々と証拠を開示させ、無表情の裁判官に向けて何度も練習を重ね、誰かの権利が踏みにじられないように動く姿が描かれていて、「権利を守る」って具体的に何をすることなのかが、初めて腹落ちしました。 そして、この本は弁護人をヒーロー扱いしているわけではありません。被疑者との距離感に悩んだり、捜査の壁にぶつかったり、現場のリアルな手触りがそのまま書かれている。だからこそ、「もし自分が疑われる側になったら」とか、「自分が見過ごしている権利侵害があるのでは」と考えるきっかけになると思います。 社会のルールに少しでも違和感を覚えている人や、「正義ってなんだろう」と立ち止まったことのある人には、とくに刺さる一冊です。
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出版社による紹介
「権力の暴走を許してはいけない」すべてが実話。迫力と感動の法廷ドキュメント罪を犯したかもしれない人物の車に警察が勝手にGPSを取り付け、徹底的に行動を把握する行為を繰り返していた――。令状なき捜査は許されるのか。警察が、一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。2017年に「令状なきGPS捜査は違法」の最高際判決を日本で初めて勝ち取った弁護団。その弁護団を率いた女性弁護士の奮闘とチームの苦悩・活躍を描く。
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