
米軍式 人を動かすマネジメント--「先の見えない戦い」を勝ち抜くD-OODA経営 (日本経済新聞出版)
田中靖浩
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この本について
仕事でも現場でも、「計画を立てたのに、いざ始まると全部ズレていく…」みたいな感覚ってありますよね。準備はしたはずなのに、相手の動きや状況が変わった瞬間に、手が止まってしまう。自分もこのモヤモヤを抱え続けていて、どううまく対応したらいいのかずっと悩んでいました。 この本が面白いのは、「もっと計画を固めろ」ではなく、「状況が変わる前提でどう動くか」に軸足を置いているところです。たとえば、まず自分の力量を上げておくこと、次に相手や環境をきちんと観察すること、そして最後に臨機応変に動くこと。この順番の大事さが、孫子の話や米軍の思考法を使ってかなり腹落ちする形で語られます。さらに、単なるデータではなく行動につながる情報をどうつくるか、部下に細かく指示するのではなく意図だけを渡して動ける状態にするとはどういうことか、現場の人間として読んでも「ああ、これなら明日から変えられそうだな」と思える話が多いんです。 計画がズレるのが悪いのではなく、「ズレた瞬間にどう判断できるか」が重要なんだと、読んでいて視点が少し変わりました。細かいチェックや管理で人を縛るより、最低限だけ揃えてあとは動ける余白をつくる方が成果につながるという考え方も、これまでのマネジメント本とは違う角度で新鮮でした。 変化が多い環境で、指示された通りにやるだけでは回らないと感じている人に刺さる本だと思います。
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