
生活の発見
ローマン・クルツナリック, 横山啓明, and 加賀山卓朗
この本について
最近、「どう生きたらいいのか」と考えるたびに、今の自分の感覚だけで答えを出そうとしてしまって、行き詰まることが多いんですよね。家族との距離感や、パートナーに求めすぎてしまう感じ、家での会話の難しさ…どれも目の前の問題なのに、どこか自分だけの悩みに思えてしまう。そういうときに、この本を読むと少し視野が広がりました。 『生活の発見』は、いま抱えている迷いを「歴史」というもうひとつのレイヤーに置き直してくれる本です。たとえば、家族の会話がうまくいかないのは自分が下手だからではなく、テクノロジーの影響も含めた長い流れの中で考えられる話だと知ると、少し肩の力が抜けます。恋愛についても、ひとりの相手に全部を求めるという現代の前提そのものが、歴史的にはかなり特殊だとわかると、自分の「足りなさ」ではなく構造の問題として見られるようになります。そして、自己愛を土台に置くという古代の考え方は、相手との距離感に悩んだときのちょっとした軸にもなる。 大げさな指南書ではないのに、日常の行動が一段だけ変わる感じがあります。朝に手書きで思考を掃除してみるとか、パートナーに求めていたものを少し見直してみるとか、会話に詰まりそうになったら歴史の話を思い出してみるとか。そんな小さな調整がしやすい本です。 いまの生活にうまく馴染めず、「自分の問題なのか社会の流れなのか分からない」と感じている人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
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