
デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)
山口 義宏
翔泳社 / 2018-03-15
この本について
仕事でブランドを扱っていると、「結局どこから手をつければいいのか」「広告を打てないと何もできないのか」といったもやっとした感覚がつきまといます。自分もずっとそこが腑に落ちず、施策を積み上げても“全体像のズレ”が消えないことがよくありました。 この本が面白いのは、キャッチコピーよりも先に「何を武器にどう戦うか」という骨格から考えることを徹底している点です。読みながら、自分がいかに表面的なコミュニケーションに寄っていたかを思い知らされました。また、顧客体験の積み重ねこそがブランドになるという話は、コカ・コーラと高級ホテルの例を並べることで、業種で“何が効くのか”がまったく違うという当たり前の事実を、やっとちゃんと理解できた感覚があります。 さらに刺さったのは、社外の施策よりも社内の言葉遣いや振る舞いがブランドの原点になる、という視点でした。自分の組織を思い返すと、ここが揃っていないのに「一貫性がない」と嘆いていたなと気づかされます。顧客視点でプロセス全体を線で捉える話や、数字だけでは答えは出ないという指摘も、実務の中でたびたび迷子になる自分には救いでした。 表面の施策に疲れてきた人、ブランドを“整える”とは何かを具体的に掴みたい人にはしっかり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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