
お腹のぜい肉をなくす食事 太るのは、筋肉の減少と慢性炎症が原因だった!
松原 秀樹
この本について
最近、「運動してもお腹まわりだけ全然変わらない」「腰がずっと重いまま」という声をよく聞きます。僕自身も、忙しい時期に甘いものが増えると腰痛がぶり返したりして、年齢のせいにしたくなる気持ちはよく分かります。でも、この本を読んでみると、ただ食べすぎて太ったというより、体の中で起きている慢性的な炎症や、血糖値の乱れが地味に積み重なっている可能性があるんだと腑に落ちました。 印象に残ったのは、長年腰痛や関節の不調に悩む人の多くが、血糖値の指標であるHbA1cが6〜7%台だったという話です。自分の痛みや不調が、実は食事の影響を受けているかもしれないと思うと、ちょっとだけ日常の選択を見直してみようかなという気になります。また、脂質の多い食事は胃の滞留時間が長くなるという説明も、なぜ夜に重いものを食べると次の日までだるさが残るのかの理由として、妙にリアルでした。 さらに、シクロデキストリンのような成分が、炭水化物や砂糖の分解をゆるやかにしてくれるという話も実践しやすいと感じました。間食がどうしてもやめられない日に、血糖値の急上昇を少しでも抑えられる選択肢があると知るだけでも、気持ちが軽くなります。腸内環境を整える話も含め、急激に痩せるというより、体の負担を減らしながら整えていくための手がかりが淡々と書かれています。 がっつりダイエット本というより、「不調と付き合いながら無理なく体を整えたい人」に向く本だと思います。僕と同じように、原因がはっきりしないモヤモヤを抱えつつ、できる範囲で体調をよくしていきたい人にはちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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