
インサイドボックス 究極の創造的思考法
ドリュー・ボイド, ジェイコブ・ゴールデンバーグ, and 池村千秋・訳
文藝春秋 / 2014-05-15
累計読者数4
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約6時間2分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
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この本について
仕事で新しいアイデアを求められるたびに、頭の中が真っ白になることがあります。ゼロから何かを生み出さなきゃ、と追い込まれると余計に動けなくなる。僕もずっとそのタイプでした。でも、よくよく振り返ると、普段の業務やプロセスの中に「使い切れていない行動」や「見落としている要素」があるだけ、ということが多かったりします。 『インサイドボックス』が面白いのは、まさにその“中にあるもの”だけで戦う方法を淡々と教えてくれるところです。たとえば、要素をあえて取り除いてみて、残った仕組みがどう動くかを想像してみる。そこで欠けた機能を、外から持ってくるのではなく、手元の別の要素に代わりをさせてみる。こういう発想って、現場で詰まったときほど忘れがちですが、一度やってみると驚くほど視界が変わります。要素と変数を混同しがちな自分に気づいた瞬間も、小さな発見でした。 もうひとつ、この本が助かったのは「問題を探してから解決策をつくる」という順番を崩してくれるところです。まず方法をつくり、その後で活かせる場面を探す。仕事の企画で煮詰まったとき、この逆算は意外と効きました。自分の発想のクセが見えるからです。 日々、アイデアを求められるけれど、発想の“引き出し”を増やすのが苦手な人にとって、現実的に使える手がかりが多い一冊だと思います。
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出版社による紹介
画期的な発想や発明は、枠の外(アウトサイド・ボックス)で考えて初めてものにできる、というのがこれまでのビジネス本や自己啓発本の定説でした。ところがコロンビア大学ビジネススクールのゴールデンバーグ教授と、P&Gなどのメーカーでイノベーションを指導してきたボイド氏が、実際に歴史上のイノベーションを400例以上研究したところ、それはまったくの逆だ、ということが判明したのです。 大きなブレイクスルーは、実は「制約の中」(インサイド・ボックス)で考え抜くことで生まれる——この意外な事実を豊富な実例をもとに立証していきます。たとえばアウトサイド・ボックスの代表例としてよく出される走り高跳びの「背面跳び」。従来の飛び方「ベリーロール」の発想を逆転させたといわれてきましたが、実は、これを発明した選手は、はさみ跳びを変化させて背面跳びに行き着いたことを著者二人はつきとめます。他にも、洗剤から汚れを落とす成分を取り去ってみる、携帯電話から電話をかける機能を外してみる、メールの字数を140文字に制限する、など画期的なイノベーションを生んだ「インサイドボックス」の思考法を紹介していきます。脳髄をしぼりながら、徹底的に考える——あなたの仕事にもキキます。
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