
細菌が人をつくる (TEDブックス)
ロブ・ナイト, ブレンダン・ビューラー, 山田 拓司, and 東京工業大学山田研究室
この本について
体調がなんとなく安定しなかったり、気分の波が読めなかったり、「結局これは性格なのか、体質なのか」が分からないまま過ごしてしまうことってありますよね。僕もずっと自分のコンディションの理由がつかめず、生活習慣を変えてもピタッとはまらない感じが続いていました。 この本を読んで少しだけ視点が変わったのは、「自分だと思っていた部分のかなりの割合が、実は細菌との共同作品らしい」というところでした。体の中の細胞より細菌のほうが多いという話はインパクトが強いですが、単なる豆知識ではなく、日々の不調や気分の揺れも“自分だけの問題”と切り離さなくていいんだと思える余白をくれます。常在細菌の構造が人によって全く違うからこそ、同じ生活改善が同じ結果にならない理由にもなるし、無理に万人の正解に合わせなくていいと感じられました。 さらに、かつては莫大な費用が必要だった細菌のデータが今は手の届く範囲になっているという話も面白くて、自分のコンディションを把握する手段が広がってきていることを実感します。科学的な研究(ランダム化プラセボ対照のようなやつ)が積み重なっているから、感覚ではなくデータで考える余地があるのも安心でした。 自分の不調や性格を“全部自分のせい”にしがちな人には、特に刺さると思います。自分の内側にいるもう一つの住人たちとどう付き合うか、そんな視点を静かに渡してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




