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「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

伊神 満

日経BP / 2018-05-25

累計読者数90
平均ハイライト数 25件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 61/100
start序盤集中型
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この本について

仕事で新しい提案をするたびに、「これって本当に意味があるのか?」と自分でももやつくことがあります。市場分析もしているつもりなのに、どの視点で考えればいいのか迷ってしまう。特に大きな組織にいると、既存顧客の要望が強くて、新しい方向性を語ること自体がどこか脇に追いやられる感じがあるんですよね。 この本は、そういう「視点の迷子」にちょっと効きます。まず、唯一の正解の分類なんてない、という前提に立てるのが大きいです。問いが変われば、見るべきポイントも変わる。その割り切りがあると、今の自分が考えるべき論点が少しクリアになります。また、既存顧客が強い企業ほど新しい流れに乗り遅れる、という指摘も、自分の職場の動きと重ねると妙にリアルでした。新しいものをやるほど既存の利益が削られるから腰が重くなる、という構造を知ると、「なぜ変われないのか」が個人の怠慢ではなく仕組みの問題として見えてきます。そして、「共喰いをあえて黙認する」という逆張りの考え方も、実務に落とすとどこから小さく実験できるかを考えるきっかけになりました。 組織の中で新しいことを考えたいけれど、どうしても足が止まる人に刺さる本だと思います。悩みの根っこを言語化しつつ、現実的にどう視点を切り替えるかを教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「なぜ優良企業は新世代の技術競争に敗れ去るのか?」 大御所経営学者のクリステンセン教授が『イノベーターのジレンマ』で答えたストーリーには未解決の問題があった。 長年解明されてこなかったイノベーションの謎に、若き経済学者が最先端のデータ分析で挑む。 「謎に対する答えだけでなく、ジレンマへの処方箋、さらには生き方のコツまで提示した本書は、21世紀を生きる我々にとって新たな羅針盤となる一冊だ。」(安田洋祐・大阪大学准教授) ●一時代を築いた「勝ち組」は、なぜ新世代の競争に出遅れがちなのか? ●この「イノベーターのジレンマ」に打ち勝つには、何をすべきなのか? 内外の企業が直面するこれらの切実な「問い」に、気鋭の経済学者・伊神満イェール大学准教授は、サバイバルの条件は創造的「自己」破壊にあり、と答える。 「共喰い」「抜け駆け」「能力格差」をキーワードに、ゲーム理論、データ分析などを駆使して、「イノベーターのジレンマ」をクリアに解明する。
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