
新版 議論のレッスン (NHK出版新書)
福澤 一吉
NHK出版 / 2018-05-10
この本について
議論の場で「なんでこの人とは噛み合わないんだろう…」と戸惑うこと、けっこうありますよね。自分なりには整理して話しているつもりでも、相手の反応がずれたり、質問に答えているはずなのに議論が迷子になったり。僕も仕事でそういう場面にぶつかることが多くて、原因が自分の話し方なのか、相手との前提の違いなのか分からず、モヤモヤを抱えたまま持ち帰ってしまうタイプです。 この本が効いたのは、「議論には構造がある」という当たり前だけど誰も教えてくれなかった事実を、具体的な言葉にしてくれたところでした。主張、根拠、そして暗黙の仮定としての論拠。この三つを分けて考えるだけで、相手と噛み合わない理由が“内容の不一致”ではなく、“分類の違う話をしていたから”だと気づける瞬間が出てきます。さらに、質問そのものも論証になるという罠を指摘してくれるので、つい長くなりがちな質問を短くし、相手に話させる余白をつくる意識が自然と生まれました。 もうひとつ助かったのは、議論が白黒つくゲームではなく、どこまでジャンプするかを調整しながら進める作業だ、と教えてくれるところです。結論に近づくために必要なのは、派手な反論ではなく、小さなステップの積み重ねだと理解できると、議論の場に参加する時の気負いが少し減りました。 「相手と話すとき、何がズレの原因なのか分からないまま終わりがち」という人には、特に刺さる一冊だと思います。自分の思考の癖に気づくきっかけにもなるので、僕と同じように日々迷いながら言葉を選んでいる人にこそ手に取ってほしいです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





