
憲法改正に仕掛けられた4つのワナ【電子版限定増補】
苫米地 英人
この本について
政治のニュースを見ていると、「なんでこんな言い回しなんだろう」「本音はどこにあるんだろう」とモヤモヤすることが多いんですよね。言葉そのものより、そこに込められた意図のほうが気になってしまうというか。とはいえ、専門知識があるわけでもないので、深読みしすぎなのか、逆に表面的にしか見えていないのか、自分でもよく分からなくなることがあります。 この本は、まさにその“モヤモヤの正体”を冷静に見える形にしてくれた感じがありました。特徴的なのは、ウソをつかずに相手の判断力を鈍らせるやり方や、議論の目をそらすための“サンドバッグ”の置き方など、権力側のレトリックを具体的に説明してくれるところです。憲法草案の文章がどこで何を仕掛けているのか、なぜ「前文」がそんな構造になっているのかを、一度立ち止まって読み解く視点をくれます。読みながら、自分がいつもニュースや政策を“表面だけで受け取っていたな”と気づかされました。 もちろん、この本の主張が絶対だと言いたいわけではありません。ただ、「国家と国民の関係をどう捉えるか」という根本の部分に、自分なりの考えを持つための材料にはなります。とくに、言葉の裏にある意図を読み解きたい人や、政治の議論で感情だけが先に動いてしまいがちな人には刺さると思います。 政治的に盛り上がる話題ほど、距離を置きつつ、構造を理解する冷静さがほしくなるときがあります。この本はその“視点の持ち方”を教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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