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[新訳]ローマ帝国衰亡史 (PHP文庫)

[新訳]ローマ帝国衰亡史 (PHP文庫)

エドワード・ギボン and 中倉 玄喜

PHP研究所 / 2008-02

累計読者数20
平均ハイライト数 17.7件/人
推定読了時間 約7時間31分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%

この本について

最近、物ごとが順調に見えるほど「この裏で何か崩れてないか?」と妙に不安になることがあります。仕事でも、チームが落ち着いている時ほど危機感が薄れて、気づいたら手遅れになっていたり。そういう時、今の自分の視界がいかに狭いかを自覚させられるきっかけになったのが『ローマ帝国衰亡史』でした。 この本が効いたのは、過去の大国がどうやって“静かに弱っていったか”が、具体的な場面として描かれていたからです。たとえば、平和が長く続くと人心が画一化して天才が出なくなるとか、属州の人々が「個人的な勇気」はあっても「公的な勇気」を失い、気づかないうちに自分の判断を他人に預けてしまうとか。読みながら、自分の職場や周囲の空気にも思い当たるところが多くて、ちょっと笑えない気持ちになりました。また、英雄的な皇帝でさえ、家族への甘さひとつで制度を歪めてしまうくだりは、「善意の判断が長期的にどう作用するか」という視点を否応なく考えさせられます。 歴史は繰り返さないと言われますが、人の心の動きや組織のゆるみ方は驚くほど同じで、そこに自分の日常を重ねることで、目の前の問題を少し客観視できるようになりました。目に見える成功の影に潜む“鈍さ”を自覚したい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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