
ちいさい言語学者の冒険-子どもに学ぶことばの秘密 (岩波科学ライブラリー)
広瀬 友紀
岩波書店 / 2017-03
累計読者数15
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約2時間34分
star総合評価 60/100
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この本について
言葉って毎日使っているのに、「なんでそうなるの?」と聞かれると意外と答えられないことが多いですよね。子どもの言い間違いに一瞬笑って終わるけれど、内心では自分もちゃんとわかっていないことにモヤっとする。日本語の音の不思議や文法のクセを、説明しようとすると途端に曖昧になるあの感じ、僕もずっと抱えていました。 この本は、その曖昧さをほどいてくれるというより、「そもそも言葉ってそういうものだよね」と視点を切り替えてくれます。例えば、子どもが「死む」と活用したり、「ころころ」になじんで音を入れ替えたりするのは、単なる間違いではなく、自分なりの規則を発見しようとするプロセスだと知ると、大人の側の見え方がガラッと変わります。また、「し」と「ち」は区別するのに有声音になると同じになる、といった日本語の“変な一貫性”も、仕組みを知ると妙に腑に落ちます。 言葉を使う自分のクセにも、他者の感じ方にも少し余白が持てるようになるので、「言葉に対していつもじんわり違和感がある人」に刺さると思います。子どもの話だけでなく、大人が自分の言語感覚を見つめ直すきっかけとしてもかなり効く一冊でした。
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出版社による紹介
子どものいい間違いは、言葉の秘密を知る絶好の手掛かり。大人からの訂正にはお構いなく、子供は言語獲得の冒険に立ち向かう。
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