
なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える
川原繁人
累計読者数20
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star総合評価 56/100
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この本について
言葉って毎日使っているのに、いざ「どうしてこう発音するんだろう?」と考え始めると、途端に霧の中に放り込まれたような気分になります。仕事のメールで迷ったり、人の名前の呼び方に戸惑ったり、漫画やポケモンの“響き”に妙な説得力を感じたり。理由がわかるようでわからないまま過ぎていく瞬間、けっこう多いんですよね。 この本は、そのモヤモヤを「雑学」で濁すのではなく、ちゃんと“仕組み”で説明してくれます。たとえば、昔の日本語では「はひふへほ」が「ぱぴぷぺぽ」だったという話。アイヌ語にその名残があることまで示されると、普段何気なく口にしている音の裏側に、時間の流れがあるんだと実感します。俵万智さんの短歌に潜む音の重なりが、技法として説明される瞬間も、自分の耳がちょっと良くなったような感覚があって嬉しいところです。 そして何より、「言葉は状況によって着替える服みたいなもの」という視点のおかげで、言葉遣いの悩みが少し軽くなります。縮めた名前が親しみを生む理由や、丁寧な言葉が必要な場の感覚も、根っこの仕組みから説明されるので、単なるマナー本とは全く違う腑に落ち方をします。 日々、日本語に振り回されたり頼ったりしている人ほど刺さるはずです。自分が無意識に使っている“音の選び方”に気づけると、ちょっと世界の見え方が変わります。
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